SNS発の投資トレンドに惹かれ、思わず手を出してしまった経験はありませんか? 私はその熱狂の中に身を投じました。
この記事では、私が実際にSNS発のバズ銘柄を追いかけた記録を公開し、短期的な熱狂の裏に潜むリスクと、そのメカニズムを徹底解説します。
- SNS発の投資トレンドにありがちな典型パターン
- バズ銘柄を追いかけた個人投資家の現実
- 投資行動を駆り立てる心理的要因
- SNS発銘柄との賢い向き合い方
第1章:タイムラインの熱狂
その日、X(旧Twitter)のタイムラインは同じ銘柄で埋め尽くされていた。
「これは第二の◯◯だ」
「まだ時価総額が小さい。今からでも間に合う」
「機関はまだ入っていない。個人だけのボーナスタイム」
チャート画像。ロケットの絵文字。“億り人”のスクリーンショット。
フォロワー数10万人超のアカウントが強気の投稿をすると、それは一瞬で“事実”のような空気をまとう。
その銘柄は、すでに前日比+15%だった。
私は思った。
「もう遅いかもしれない。でも、まだ上がるかもしれない。」
そして、成行で注文を出した。
第2章:SNS銘柄の典型パターン
SNS発の投資トレンドには、ある共通点がある。
- 初動は“材料”よりも“物語”
「国策テーマ」「AI関連」「次世代エネルギー」「大手企業と提携の噂」
事実そのものよりも、“期待”が拡散される。 - 価格が上がるからさらに拡散される
株価上昇 → スクショ投稿 → FOMO → 新規参入
この循環が生まれる。 - 天井は“最も盛り上がった日”
タイムラインがその銘柄だけになる日=ほぼ天井。
「買う人」がほぼ買い終わっているから。
SNSの本質は「共感」。値上がりという共感装置が燃料になる。
第3章:実例検証 — バズ後の値動き
バズ前:800円 → ピーク:1,350円(+68%)
3ヶ月後:920円 (ピーク掴みなら▲32%)
バズ前:1,200円 → ピーク:2,000円
半年後:1,150円 (話題が去ると業績水準へ平均回帰)
24時間で+80% → 2週間後:▲60%
流動性低い市場ほど振れ幅大
第4章:なぜ人は追いかけてしまうのか
SNS銘柄の本質は、情報ではなく感情で動く市場。
- 🔥 FOMO(取り残される恐怖)
- 🔥 確証バイアス
- 🔥 群集心理
- 🔥 権威バイアス(フォロワー数=信頼)
私たちは合理的に投資しているつもりで、実は「孤独を避ける行動」をしている。
第5章:それでもSNS銘柄で勝てる人
答えはNO。全員が負けるわけではない。
勝っている人の条件:
- ✔ 初動で入る情報感度
- ✔ 利益確定ラインを決めている
- ✔ 他人より先に降りる覚悟がある
→ SNS銘柄で勝つ人は「群衆の一部」ではなく「群衆を利用する側」
第6章:私の結末
購入後、さらに+10%上昇。「やはり正しかった」と思った。
だがその翌週――
材料出尽くし。
出来高減少。陰線連続。
含み益は消え、損切りは遅れ、最終的に▲18%で撤退。
タイムラインは、もう次の銘柄に移っていた。
結論:SNS発トレンドは“儲かる”のか?
短期では儲かる可能性あり。
しかし長期では、ほとんどが平均回帰する。
SNSは拡声器であり、価値創造装置ではない。
価格を押し上げるのは“期待”だが、最終的に支えるのは“業績”。
「それは投資か、投機か?」
参入するなら、物語の主人公になる覚悟を。
群衆の中にいる限り、出口は誰かの後ろになる。


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