幻のSQが現実へ:日経平均45,000円超えの急展開と今後の投資戦略
前回の記事で、2025年9月12日のメジャーSQ値45,016.28円を「幻のSQ」として取り上げました。一時的な思惑の産物で市場実態を反映しないノイズだと指摘しましたが、あれからわずか1週間で状況は一変。日経平均は9月18日に史上最高値の45,508円を記録し、SQ値をしっかり超えてきました。幻が現実になったこの急展開の背景と、投資家がどう向き合うべきかを、最新の市場動向を交えて解説します。
幻のSQからブレイクアウト:何が起きたのか
9月12日のSQ値算出時は、寄り付きの瞬間的な高値で終わりましたが、終値は44,768円と下落。投機筋のデルタヘッジや値嵩株の仕掛けが原因で「幻」と呼ばれました。しかし、3連休明けの9月16日から市場は一気に活気づきました。
- 9月16日(4日続伸):日経平均は44,902.27円(+134円)。米株高と米中協議進展、利下げ観測がAI・半導体株(アドバンテスト、東京エレクトロン)を後押し。幻のSQ水準に近づく。
- 9月18日(最高値更新):一時45,508円の高値をつけ、SQ値を突破。海外マネーの流入と円安(1ドル=140円後半)が輸出株をけん引。X上でも「SQ値が将来の方向性を示していた」「幻じゃなくなって良かった」との声が広がりました。
この上昇は、SQ前の過熱感を払拭する形で本物のトレンドに転じました。売買高は活発で、値上がり銘柄が1,000超を維持する中、ボラティリティの高さが相場の熱気を物語っています。
「9月12日のメジャーSQ値は45,016円。当日の終値は44,768円で幻のSQ値かと騒がれていましたが、本日日経平均が史上最高値45,508円に到達しました。相場が高過ぎると言われていても、SQ値は将来の株価方向感を示しているようです」― Xユーザー @RTM3355 より
上昇の原動力:政策・海外要因の追い風
この急展開を支える要因は多岐にわたります。主なものを整理すると:
- 米利下げとグローバルリスクオン:FRBの9月FOMCで50bpの利下げが実施され、景気下支え期待が株高を誘発。S&P500の新高値が日経に波及し、半導体セクターが22%超の上昇(アドバンテストなど)。
- 国内政局のポジティブサプライズ:石破首相辞任後の新政権で財政出動派が台頭。消費税減税や大規模経済対策への期待が、政策株(インフラ、金融)を押し上げ。
- 円安と企業業績:ドル円140円台後半の進行で輸出企業(トヨタ、ソニー)の業績見通しが向上。自社株買い1兆円規模の発表ラッシュが、PER17.9倍の割高感をカバー。
- 日米関税緩和:自動車関税15%引き下げの合意で、自動車株が急騰。「日本株ディスカウント」の解消が進み、海外資金流入が加速中。
Xのポストでも、「日経平均、3度目の45,000円乗せ且つSQ値超え」「幻のSQを超えたが、未踏の水準で売買が交錯」との興奮の声が目立ちます。一方で、「値上がり銘柄1,078に対し値下がり493と、ハイテク中心の集中感がある」との指摘もあり、いびつな相場の警鐘も鳴らされています。
今後の見通し:天井か、さらに上へ?
野村證券の予測では、2026年末に46,000円への上方修正が入りました。PERが米並みの23倍を目指せば、上昇余地は十分。ただし、リスクも無視できません。
- 強気シナリオ:企業業績の持続向上と海外流入で、45,500円の抵抗線を突破。月足ベースで456~460円台まで視野。
- リスク要因:日銀ETF売却の継続(9月19日の800円安のように)、米関税再燃、9月アノマリーの調整圧力。PERの割高感が利食いを誘う可能性。
- 今日(9月21日)の焦点:週末の米市場フォローで46,000円視野も、Xでは「SQ超えは過熱の始まり」「一旦調整か」との慎重論も。
投資家へのアドバイス:幻から現実へ、冷静な戦略を
前回の記事で「SQ値に惑わされず実態を注視」と書きましたが、まさにその通り。このブレイクは本物のシグナルですが、過熱相場ゆえの罠も潜んでいます。以下を心がけましょう:
- 分散投資を徹底:ハイテク偏重を避け、高配当株やディフェンシブ銘柄でリスクヘッジ。含み益は「幻」として、配当を伸ばすマインドを。
- テクニカル活用:25日移動平均線(約44,000円)をサポートに、45,500円をレジスタンスとして監視。
- イベント警戒:日銀会合(9月19日後)の余波や、10月SQに向けたポジション調整に備え、キャッシュ比率を20-30%確保。
幻のSQが現実化した今、市場は新たなフェーズへ。あなたの高配当ポートフォリオはどう動いていますか? コメントでシェアしてください!
まとめ
9月12日の「幻のSQ」45,016円は、わずか1週間で日経平均の新高値45,508円という形で現実味を帯びました。米利下げ・政局期待・円安のトリプル追い風が原動力ですが、集中リスクを忘れず。長期投資家は、この熱狂をチャンスに変えつつ、冷静な目で実態を見極めましょう。次回は10月SQの展望をお届けします。
参考情報:日経新聞、JPXデータ、Xポスト(2025年9月18日時点)
筆者注:本記事は一般的な情報提供を目的としており、投資助言ではありません。投資は自己責任で。



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