── 今の相場で使えるスクリーニング条件と考え方 ──
「テンバガー(10倍株)を当てたい」
投資家なら誰もが一度は考えるテーマだろう。
ただし現実は厳しい。
テンバガーは再現性のある投資法ではない。
それでも
- 👉 「当たりやすい条件」
- 👉 「外しにくい設計」
は確実に存在する。
本記事では
- テンバガーが生まれる共通条件
- 今の相場で使えるスクリーニング条件
- 個人投資家が取るべき現実的戦略
を、夢物語なしで整理する。
結論:テンバガーは「数撃って、少数当てる投資」
最初に大事な前提
❌ 一本集中
❌ 全力投資
❌ 短期勝負
これはほぼ確実に失敗する。
テンバガー投資の本質は
👉 小さく分散して、数年待つ
10銘柄持って
1〜2銘柄が大きく化ければ成功、
残りはトントンか微損でもOK、という設計だ。
テンバガー候補の基本条件(絶対外せない)
-
時価総額:小さいことが最重要
100億〜500億円以下 理想は200億円以下
時価総額1,000億円を超えると10倍=1兆円企業になるため、現実的ではない。
👉 「小さいからこそ夢がある」 -
売上成長率:最低ラインは年30%
売上成長率 30%以上(できれば50%以上)
利益は赤字でも構わない。
重要なのは「売上が止まっていないこと」
テンバガーの初期は「赤字だが売上だけは異常に伸びている」この形が多い。 -
市場規模(TAM)が異常に大きい
今の売上の10倍以上の市場規模
国内完結は不利 海外展開 or 規制緩和絡みは有利
「その会社が成功した世界線」を想像できるか。これができない銘柄は、ほぼ伸びない。
今の相場で使えるスクリーニング条件(実践編)
【基本スクリーニング条件】
- 時価総額 50億円〜500億円
- 売上高成長率(前年比) +30%以上
- 業種
- 情報・通信
- サービス
- 医療・ヘルスケア
- IT×◯◯(不動産、金融、物流など)
- 上場市場 グロース市場中心(スタンダードの小型成長株も可)
【ワンランク上の絞り込み条件】
- 営業キャッシュフロー マイナスでもOK(ただし「悪化していない」こと)
- 人件費・広告費 売上増に比例して増えている
(費用だけ膨らんで売上が伸びていない会社は除外) - 株価 高値更新中 or 長期ヨコヨコ後の出来高増加
👉 業績が良く、まだ株価が爆発していない状態が理想
テンバガーが生まれやすい3つのパターン
パターン① テーマ初動
新市場・新規制・新技術
まだ一般ニュースで騒がれていない段階
※テレビで特集されたら遅い。
パターン② 黒字転換フェーズ
長年赤字 → 突然利益が出始める
機関投資家が入り始める瞬間
👉 株価が「静かに強い」動きをする。
パターン③ 大企業にとって不可欠な存在
ニッチだが代替が効かない
「買収した方が早い」ポジション
TOBはテンバガー未満で終わることも多いが、株価が数倍になる確率は高い。
テンバガー狙いで絶対にやってはいけないこと
❌ 信用取引
❌ 全力投資
❌ 下落時の感情ナンピン
テンバガー候補は −30%・−50% 普通に起きる。
耐えられないロットなら最初から持つべきではない。
現実的な資金配分モデル
- 1銘柄:資金の5〜10%
- テンバ候補:5〜10銘柄
- 残り:指数・高配当・現金
👉 「当てにいく部分」と「守る部分」を分ける
これが個人投資家の最大の武器。
まとめ:テンバガーは狙うものではなく、育てるもの
テンバガーは分析だけでは足りない。
- 我慢
- 分散
- ストーリーが壊れたら撤退
この3つが揃って、初めて現実になる。
一発逆転を狙うのではなく、
「当たりやすい設計」を作ること。
それがテンバガー投資の唯一の再現性だ。


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