退職代行業界が次にヤバくなる理由(モームリ逮捕から見える次のターゲット)

政治・社会

業界の問題点が一気に噴出

2026年2月、退職代行最大手「モームリ」の運営会社社長・谷本慎二(37)と妻の志織(31)が弁護士法違反(非弁行為)容疑で逮捕された。

容疑の核心は、報酬目的で退職希望者を提携弁護士に「あっせん」し、1件あたり約1万6500円の紹介料(賛助金・広告費名目で偽装)をキックバックされていた点だ。累計4万件超を誇った業界の象徴が、警視庁の家宅捜索→逮捕という急展開で崩壊。新規受付も即停止した。

これは一企業の問題ではない。業界全体の構造的グレーゾーンが、ついに刑事摘発の対象になっただけだ。

解説:モームリ逮捕が引き起こす3つの連鎖(次にヤバくなるターゲット)

  1. 非弁行為のグレーゾーンが完全に封じられる

    退職代行の「通知だけ」なら合法だが、現実の依頼の多くは有給消化・残業代・退職金・慰謝料などの法律交渉が必要。

    民間業者がここに踏み込むと即非弁。モームリは「交渉は弁護士任せ」と言いながら裏でキックバックを得ていた。

    警視庁は名目偽装まで見抜いたため、今後類似スキームの業者は一斉摘発のリスク大。

  2. 提携弁護士側も共犯扱い → 非弁提携の摘発が加速

    逮捕後すぐに提携弁護士2人+事務員1人、弁護士法人2つ(オーシャン・みやび)が書類送検(非弁提携容疑)。

    東京弁護士会も「極めて遺憾」と声明。

    → 「弁護士監修」「提携弁護士モデル」を掲げていた業者の9割が成り立たなくなる可能性。

    純粋通知型しか残らないが、単価2万円前後で利益薄→撤退ラッシュ必至。

  3. 行政・世論・業界全体への目が厳しくなる

    東京弁護士会は2024年から注意喚起を強化中。利用者トラブル(退職無効・金銭未回収)増加で、企業側は「退職代行使用歴を採用時にチェック」との動きも。

    次に来るのは消費者庁・厚労省の指導、または業界全体への一斉調査。

    ブラック企業対策として生まれたはずが、逆に「養分製造機」と見なされつつある。

解決策:投資家・個人として今すぐ取るべき現実解(3つ)

  • 1. 退職代行関連株・ベンチャーは全売り推奨

    上場企業は少ないが、関連広告出稿企業・求人メディア・SNS運用代行も間接ダメージ。業界縮小で広告費激減。

  • 2. 正統派弁護士特化型に需要集中 → 関連銘柄をウォッチ

    弁護士法人運営の合法サービス(料金高いが信頼性高)は生き残る。

    弁護士ドットコム系や専門法律事務所の株・関連ベンチャーを監視。

  • 3. 個人は「自分で辞めるスキル」を今すぐ磨く

    代行頼みは一時しのぎ。労働基準監督署・ユニオン・ハローワークの正しい使い方、有給・残業代の請求方法を覚えるだけで大半解決。

    業界縮小で「本当にヤバいブラック企業」だけが残る社会になるかも知れない。

まとめ

モームリ逮捕は「業界の終わり」ではなく「グレーゾーンの終わり」だ。

次にヤバくなるのは、同じキックバックスキームを使っていた中小業者と提携弁護士ネットワーク全体。

行政が本気で動けば、2026年中に退職代行市場は半分以下に縮小するだろう。

皮肉なことに、これでようやく「辞めたい人は自分で辞められる社会」に近づくのかもしれない。

でもその前に、業界の残骸で儲けようとする次の養分が出てくるのも時間の問題だ。

(了)

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