はじめに|株価だけを見ていると、必ず迷子になる
株価が下がったとき、多くの人はこう考えます。
- 業績が悪いのか?
- 材料が出たのか?
しかし実際には、
- 金利が動き
- 為替が反応し
- その結果、株価が動く
という順番で起きているケースが非常に多い。
この記事では、
金利 → 為替 → 株価
という市場の基本構造を
一つの線として解説します。

(金利と株式市場の長期的な相関例:金利低下期に株価が上昇しやすい傾向)
問題|なぜ株価は“関係なさそうな要因”で動くのか
金利が少し上がっただけ
円高・円安が進んだだけ
それだけで、
- 日本株全体が下落
- 特定の業種だけが急騰・急落
ここで多くの個人投資家は混乱します。
「この会社、関係なくない?」
実は関係しています。
直接ではなく、間接的に。
解説①|金利は「お金の重さ」を決める
金利とは、
お金を借りるコスト
+ 将来価値を割り引く基準
金利が低いと
- 借金しやすい
- 投資しやすい
- 将来利益が高く評価される
- 👉 株価にプラス
金利が高いと
- 借金しにくい
- 安全資産が有利
- 成長株が不利
- 👉 株価にマイナス
つまり金利は、
株価評価の土台です。

(インフレ・金利・株式市場の関係例:金利上昇が株価に与える影響)
解説②|金利差が為替を動かす
為替は、基本的に
「どの通貨を持つと得か」
で決まります。
日本の金利が低い
海外の金利が高い
この差が広がると、
- 👉 円を売って、外貨を買う
- 👉 円安が進行する
逆に、金利差が縮まると円高方向へ動きます。

(金利が為替に与える影響の構造図)
解説③|為替が株価に与える影響
為替は、企業の利益構造を直撃します。
円安がプラスな企業
- 輸出企業
- 海外売上比率が高い企業
- → 利益が増えやすい → 株価が上がりやすい
円安がマイナスな企業
- 輸入依存
- 原材料高の影響を受ける企業
- → 利益が圧迫 → 株価が下がりやすい
だから、
為替が動く → 業種ごとに株価が分かれる

(円安・円高時の輸出量変化例:円高で輸出が圧迫されやすい)
解説④|市場は「結果」より「変化」を見る
重要なのは、
- 円安か円高か
- 金利が高いか低いか
そのものではありません。
👉 「これからどう変わるか」
市場は常に、
未来の環境変化を織り込みます。
解決策①|株価だけで判断しない
個人投資家が陥りやすい罠は、
チャートだけを見て売買すること
株価が動いたら、
- 金利はどう動いたか
- 為替はどう反応したか
この一段上の視点を持つだけで、
無駄な取引は激減します。
解決策②|日本株は「為替感応度」を意識する
日本株では特に、
- 為替の影響が大きい
- 指数全体が為替で動く
「この企業は、円安・円高どちらに弱いか?」
これを意識するだけで、
相場の見え方が変わります。
解決策③|個人投資家は“環境に逆らわない”
金利上昇局面
為替が不安定な局面 では、
- ポジションを軽くする
- 無理に勝負しない
これも立派な戦略です。
まとめ|市場は一本の線でつながっている
金利が変わる → 為替が動く → 株価が反応する
この流れを理解すれば、
- 株価の理不尽さ
- 突然の変動
は、かなり減ります。
個人投資家に必要なのは、
「当てる力」ではなく、
構造を読む力
NEXT-FIREは、
その視点を積み重ねるための場所です。



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