CBDとは?違法サプリ問題と安全な選び方 | 新浪氏辞任事件

岡目八目

仏リールで撮影された錠剤(2012年1月15日撮影、資料写真)。(c)AFP/PHILIPPE HUGUEN

ニュース速報:新浪氏と「CBD」サプリ問題

最近、大きなニュースとして取り上げられているのが、サントリーホールディングス(HD)の元会長・新浪剛史氏が、米国から輸入したサプリメントに関連して警察の捜査を受け、2025年9月1日付で会長を辞任した事件です。新浪氏はこのサプリメントが「CBD(カンナビジオール)」だと主張していますが、捜査で違法成分であるTHC(テトラヒドロカンナビノール)が含まれていた疑いが浮上。家宅捜索では製品は見つからず、尿検査も陰性でしたが、会社は「サプリに関する認識不足」を理由に辞任を促しました。この事件は、CBD製品の合法性とリスクを改めて浮き彫りにしています。

CBDとは? その効果と特徴

CBD(カンナビジオール)は、大麻草(ヘンプやマリファナ)に含まれる天然成分で、カンナビノイドの一種です。精神活性作用(「ハイになる」効果)がなく、リラックスや健康維持に役立つとして、世界中で注目されています。日本でもCBDオイル、グミ、化粧品などが人気です。

期待される効果

  • リラックス・不安軽減:セロトニン受容体に作用し、ストレスを和らげる可能性。
  • 睡眠改善:不安や痛みを抑え、睡眠サイクルを整える。
  • 抗炎症・痛み緩和:炎症を抑え、神経痛などに効果的。
  • その他:てんかん治療や依存症緩和の研究が進む。WHOは2017年に「安全性が高く、依存性がない」と評価。

副作用:軽微で、下痢、眠気、めまいが稀に報告される。薬との相互作用に注意し、服用中の方は医師に相談を。

違法サプリとは? CBDとTHCの違い

「違法サプリメント」とは、大麻由来の規制成分(主にTHC)を含むものを指します。CBDとTHCの違いを以下にまとめます。

項目 CBD (カンナビジオール) THC (テトラヒドロカンナビノール)
由来 大麻草の成熟した茎や種子 大麻草の葉や花穂
効果 リラックス効果、無精神活性 幻覚・多幸感、依存性あり
日本での合法性 合法(THC微量以下)。茎・種子由来は規制外 違法。微量でも麻薬取締法違反
規制のポイント 2024年12月法改正でTHC限度値設定(例: オイル10ppm以下) 常に規制対象。健康被害が懸念
市場例 サプリ、グミ、オイル、化粧品 マリファナの主成分。密輸で逮捕多発

なぜCBDが違法になる場合がある?

CBDの抽出過程でTHCが混入する可能性があります。日本の規制は「部位規制」から「成分規制」に移行し、THCが基準値を超えると違法です。たとえば、2024年5月の福岡県では、CBDグミからTHCが検出され注意喚起が出されました。新浪氏のケースも、CBDを意図したサプリがTHCを含む違法品だった可能性が考えられます。

違法サプリのリスク

  • 法的罰則:THC所持・使用で懲役5年以下、罰金300万円以下。輸入時は税関で没収・捜査対象。
  • 健康被害:THCの依存性や幻覚作用で精神障害の恐れ。不純物混入で肝臓負担も。
  • 流通の実態:SNSや個人輸入で「合法CBD」と偽ったTHC入り品が横行。2020年埼玉のCBDオイル回収事例も。

安全にCBDを選ぶためのポイント

日本でCBDを安全に使用するには、以下の点に注意してください。

  1. THCフリーを確認:成分分析書(CoA)で「THC: ND(検出されず)」の製品を選ぶ。信頼できるブランドを。
  2. 購入先:公式サイトや大手店舗(ドン・キホーテ、伊勢丹など)。フリマアプリや個人輸入はリスク高。
  3. 輸入・持ち込み:個人輸入は関東信越厚生局に事前確認。THC0.0%の証明書必須。
  4. 使用時の注意:運転前は避け、過剰摂取を防ぐ。妊婦・子供・薬服用者は医師に相談。
  5. 法改正の影響:2024年12月以降、THC限度値超えは違法。国内製造品も成分分析必須。

このニュースは、CBDの人気と厳しい規制を浮き彫りにしています。安全にCBDを活用したい方は、厚生労働省の公式サイトで最新情報を確認し、信頼できる製品を選びましょう。

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