転売ヤーは本当に「寄生虫」? 付加価値ゼロの商売を考える

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転売ヤーは本当に「寄生虫」? 付加価値ゼロの商売を考える

最近、限定スニーカーやゲーム機、イベントチケットなんかが発売されると、すぐに転売ヤーの話題がネットで盛り上がりますよね。「転売ヤーは何の付加価値も生まず、ただの寄生虫だ!」なんて声もよく聞きます。でも、果たして本当にそうなのか? 今回は、転売ヤーの問題点を掘り下げつつ、ちょっとだけ彼らの存在意義も考えてみました。

転売ヤーの何が問題? 「付加価値ゼロ」の実態

まず、転売ヤーが批判される最大の理由は、「何も生み出していないのに儲けてる」って点です。例えば、定価1万円の商品を買い占めて、5万円で売る。転売ヤーは商品をそのまま転売するだけで、品質を良くしたり、特別なサービスを付けたりはしません。これ、確かに「付加価値ゼロ」と言われても仕方ないですよね。

正規のメーカーや小売店は、商品を開発したり、店舗を運営したり、顧客対応したりと、いろんなコストをかけて価値を生み出しています。一方、転売ヤーはその努力にただ乗りして、需給のギャップを利用して利益を吸い上げるだけ。この構造が、「寄生虫」と呼ばれるゆえんです。

特に、限定品や人気商品がターゲットになることが多いから、欲しい人が定価で買えないストレスはハンパない! 例えば、子供が欲しがるゲーム機を親が転売価格で買わざるを得なかったり、推しのライブチケットが法外な値段になってたり…。こんな経験、誰しもイラっとしますよね。

市場の健全性を損なうリスク

転売ヤーの活動は、単に消費者を困らせるだけじゃなく、市場全体にも悪影響を及ぼします。メーカーや小売店がせっかく設定した価格や販売戦略が、転売ヤーの買い占めで台無しになることも。ブランドの価値が下がったり、正規ルートでの販売意欲が落ちたりする可能性だってあります。

  • ブランド価値の低下: 限定スニーカーが高額転売されると、ファンが離れるリスクが。
  • 販売意欲の低下: 小売店が「どうせ転売されるなら」と新商品の取り扱いを控えるかも。
  • 市場の不信感: 転売が横行すると、消費者全体の信頼が揺らぎます。

ちょっと待って! 転売ヤーにも存在意義はある?

ここまで転売ヤーをボロクソに言ってきましたが、ちょっとだけ彼らの側にも立ってみると、実は市場での役割もゼロじゃないんです。例えば:

  1. 需給のギャップを埋める: 人気商品が即完売して手に入らないとき、転売ヤーが市場に商品を供給してくれる(高額だけど)。欲しいけど買う時間がない人にとっては、便利な場合も。
  2. 時間と労力の投資: 転売ヤーだって、徹夜で並んだり、オンラインで秒速購入したり、結構な労力をかけてます。この「手間」を代わりにやってくれると考えれば、一種の付加価値とも言えるかも。
  3. 市場経済の自然な動き: 価格は需要と供給で決まるもの。転売ヤーが高く売れるのは、それでも買う人がいるから。嫌なら買わなきゃいいし、市場のルールの中では合法的な行為なんですよね。

とはいえ、これらの「意義」が、転売ヤーの高額転売や買い占めの迷惑さを帳消しにするかっていうと…うーん、微妙ですよね。やっぱり、消費者目線では「そこまでして欲しくない!」って気持ちが勝っちゃうことが多い。

結局、転売ヤーは「不要」なのか?

結論として、転売ヤーが市場に全く必要ないかと言われると、完全なゼロではないかもしれないけど、健全な流通にはほぼ不要、というか害のほうが大きいと感じます。付加価値を生まず、消費者の負担を増やし、市場の公平性を損なう行為は、経済全体にとってもマイナス。せめて、買い占めを防ぐ仕組みや、転売価格の規制がもっと進めば、みんながハッピーになれるのになぁ。

あなたはどう思う? 転売ヤーの存在、許せる? それともやっぱり「寄生虫」だと思う?

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