日足が陽線→陰線→陽線→陰線と交互に続く現象は、「怪しい」「操作されている」と誤解されがちですが、実は市場の典型的な需給パターンを示す重要なサインです。
本記事では、この交互足が発生する典型的な理由を需給、アルゴリズム取引、材料不足の3つの観点から深掘りします。
さらに、サンコール(5985)の実例を交えながら、このパターンが示す「動く前の静けさ」をどのようにトレードに活かすか、具体的なスタンスも解説いたします。
- 「交互足」と呼ばれる現象がなぜ発生するのか、その主要な理由
- 需給の拮抗、機械売買、材料不足といった市場の状況がどう影響するか
- 交互足が続く相場での実践的なトレードスタンスと、トレンド転換の重要シグナル
- サンコール(5985)の事例を通じた、現在の状況と次に注目すべきポイント
日足が「陽線→陰線→陽線→陰線…」と
きれいに交互になる典型的な理由
一見「怪しい」「操作されてる?」と感じやすいこの規則正しい交互足。
でも実はかなり典型的な需給パターンで、異常とは限りません。
重要度順に主な原因をまとめました。
① 需給が完全に拮抗している(方向感ゼロ) ★★★★★
- 買いたい人と売りたい人の力がほぼ完全に同じ
- 上がると「高い」と感じて売られ、下がると「安い」と感じて買われる
- → 前日上げすぎ→翌日調整(陰線)、前日下げすぎ→翌日反発(陽線)の繰り返し
- → これが最も頻度が高く、最も自然な理由
② アルゴリズム・自動売買の影響 ★★★★☆
- 特に最近の中小型株で顕著
- 前日終値・VWAP・移動平均などを基準に「上げたら売る」「下げたら買う」
- 人間より機械が主導すると規則正しくなりやすい
- 「不自然にきれいすぎる」のは大抵これが原因
③ 材料がなく、ボラティリティが低い ★★★☆☆
- 決算・IR・業界ニュースが皆無
- 注目度が低く、短期資金だけが薄く回転
- → 大きな陽線・陰線が出にくく、小刻みな交互になりやすい
- 「エネルギーを溜めている状態」とも言える
④ 大口が「レンジを維持」している可能性 ★★☆☆☆(要注意)
- この価格帯で集めたい/捌きたい場合に上値売り・下値買い支え
- ただし「悪意の操作」ではなく、流動性供給・ポジション調整の場合が大半
- 完全に違法な株価操作とは区別が必要
⑤ 実戦的なトレードスタンス
この形が続いているときは…
❌ トレンドフォロー → かなり勝ちにくい(すぐ戻される)
⭕ レンジ逆張り → 比較的機能しやすい
🔔 最大の注目ポイント
- 交互が続く中で実体が急に大きくなる
- 出来高が明らかに増加
→ これが出たら均衡崩壊・トレンド発生の最重要シグナル
サンコールの場合の現況まとめ
「きれいな交互」は
需給均衡 + 機械売買 + 材料待ち
の複合パターンである可能性が非常に高い
→ 異常ではないが、“動く前の静けさ”である確率大
次に一番注目すべきは
「交互が崩れる最初の1本」+出来高急増
きれいすぎる交互足を見たら「怪しい」ではなく
「いつ崩れるか待機モード」に切り替えるのが最強の立ち回りです。



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