海帆(3133.T)の株価急落:スピード調整か売り込まれているのか?
株式会社海帆(3133.T)の株価が、3月3日の1,200円台から、2025年3月10日13:59 JST時点で923円まで下落しました。ユーザーの「スピード調整ではなく売り込まれている」という見立てを、Yahoo!ファイナンスのチャートを基に検証してみます。
株価推移の確認
- 3月3日(1,200円台): Xの投稿でも「1,200円から200円下がった」とあり、この付近が直近の高値。仕手株らしい急騰のピークだった可能性が高いです。
- 3月10日(923円): 1週間で約23%下落。急激な下げ幅で、チャート上では明確な下落トレンドが形成されているかもしれません。
「スピード調整」か「売り込まれている」か
1. スピード調整の可能性
急騰後の短期的な下落は、過熱感の解消や利益確定売りが原因の「スピード調整」と考えられます。
- 海帆の場合、1,200円台がピークで、テクニカルな調整(例: 25日移動平均線への回帰)が発生した可能性。
- ただし、1週間で23%の下落は通常の調整(10〜15%程度)を大きく超える。調整にしては勢いが強すぎます。
2. 売り込まれている可能性
チャートで急落パターン(大陰線や連続陰線)+出来高急増が見られるなら、積極的な売り圧力が加わっている証拠です。
- Xの声: 3月5日に「900割れ寸前まで落とされた」とあり、一時1,090円(3月7日終値)に戻した後、再び923円へ。単なる調整を超えた動き。
- 要因候補:
- 空売りや大口の売り: 仕手株特有の信用買い残が多い場合、売り浴びせで損切りを誘発。
- 材料不足: 急騰を支えた思惑が続かず、買い手が減退。
- 市場ムード: 地合い悪化で投げ売りが加速。
チャートからの印象
- 形状: 3月3日をピークに急落し、一時反発(1,090円)後も再度下げる動きは、「ダブルトップ」や「下落トレンド入り」の兆候かも。
- 支持線: 900円〜1,000円ゾーンを試す勢い。923円が底か、さらに下抜けるかが焦点。
- 出来高: 急落時に出来高が膨らみ、その後減少なら「売り込まれた後の静けさ」。出来高が維持されていれば売り圧力継続中。
結論
1,200円台から923円への下落は、「スピード調整」の範疇を超え、「売り込まれている」状況に近いです。1週間で23%の下げは、仕手株のボラティリティを考慮しても急すぎ、Xでも「下に大事な株を投げるか?」と疑問の声が。意図的な売り圧力やパニック売りの連鎖が働いた可能性が高いです。
923円が底かどうかは、900円付近の支持線で踏みとどまるか下抜けるか次第。仕手株の「終わり」に近づいているのか、それとも再起のチャンスが残るのか、注目ですね。