ニデック(6594)株価低迷続く:不適切会計疑惑の調査進捗と今後の展望
2025年9月28日、ニデック(証券コード:6594)の株価は2,636.5円(前週比+3%)で推移し、9月4日の急落(前日比22%安、2,420円)からの本格回復には至っていません。前回当欄(9月4日付)で報じた中国子会社の不適切会計処理疑惑を巡る第三者委員会の調査が進展する中、市場では慎重な姿勢が続いています。以下、最新の調査状況、株価動向、投資家の反応をまとめます。
調査進捗:不正規模は限定的か
ニデックは9月25日、第三者委員会の中間報告を公表。現時点で判明した不適切会計は、中国子会社における2023-2024年度の収益過大計上(約50億円規模)と推定され、経営陣の直接関与は確認されていません。税務当局への影響は調査中ですが、大規模な罰金リスクは後退との見方が広がっています。永守重信会長兼社長は「ガバナンス強化を最優先」とコメントし、子会社管理体制の見直しを表明しました。
X上では「不正規模が小さいなら底値買いチャンス」との声がある一方、「ガバナンス不信が払拭されない」との慎重論も根強い。
調査は最終結論に至っておらず、10月中旬の最終報告が待たれます。追加の不正発覚リスクが株価の重荷となっています。
株価動向と市場の反応
株価は9月4日の底値(2,420円)から若干反発したものの、2,636.5円で低迷。短期的なボラティリティは低下傾向ですが、PER14.8倍、PBR2.1倍は同業(デンソー:PER16倍)比でやや割安感があるものの、投資家の買い戻しは限定的です。以下の要因が株価を圧迫:
- 市場の慎重姿勢:調査の不透明感が続き、機関投資家の買い控えが顕著。Xでは「様子見」が約55%を占める(9月4日比+10%)。
- EV事業の堅調さ:2025年上期のEVモーター売上は前年比+18%(約3,500億円)。テスラ、BYDとの契約拡大が下支え要因。
- 配当継続:年間配当予想42.5円を維持(利回り1.6%)。安定配当が一部投資家の買い意欲を支える。
投資家への示唆
現時点での投資判断は以下の通りです:
| シナリオ | 株価見通し | 確率 | 投資判断 |
|---|---|---|---|
| ポジティブ(不正影響軽微) | 3,000-3,300円(+14-25%) | 55% | 買い増し検討。EV成長とガバナンス改善期待。 |
| ニュートラル(調査長期化) | 2,500-2,800円(現状維持) | 35% | 様子見。最終報告まで保有継続。 |
| ネガティブ(追加不正発覚) | 2,200-2,400円(-10-20%) | 10% | 損切り検討。リスク管理優先。 |
ニデックの強み(EV・AI向けモーターの技術力、グローバル展開)は健在ですが、最終報告や業績修正の有無が株価の鍵を握ります。投資家は、10月のIR発表やXでの市場センチメントを注視し、リスク許容度に応じた判断を推奨します。
注:本記事は2025年9月28日時点の情報(株価2,636.5円)に基づきます。調査結果や市場動向により状況は変化する可能性があります。投資は自己責任で。




コメント