海帆(3133)の現状と最大のリスク:モルスタの空売り動向とトンピン氏の「海帆帝国」ビジョン

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海帆(3133)の現状と最大のリスク:モルスタの空売り動向とトンピン氏の「海帆帝国」ビジョン

海帆(3133)は、飲食事業「新時代」を中心に、再生可能エネルギーやメディカル事業への多角化を進める企業ですが、2025年9月5日時点の株価は679円と低迷しています。年初来高値1262円(2025年2月17日)から約46%下落し、年初来安値664円(2025年7月22日)に迫る水準です。この状況下、モルガン・スタンレーMUFG証券(以下、モルスタ)の空売り動向が注目を集め、トンピン氏の「海帆帝国」ビジョンと市場の懐疑的な見方が交錯しています。この記事では、海帆の現状、最大のリスク、そしてトンピン氏のビジョンを分析します。

モルスタの空売り:巧みな利確の背景

モルスタは2024年10月29日に130万株の空売りポジションを持っていましたが、2025年9月時点で55万株まで減少させました。この期間、海帆の株価は高値1262円から679円まで下落。モルスタは下げ相場で約75万株を買い戻し、推定で1株あたり数百円の利益(総額約2億円超、仮に1000円で売り、700円で買い戻した場合)を上げたとみられます。この巧みな利確は、市場のセンチメントや株価の底値感を的確に捉えた動きと言えます。

  • 空売り残高の推移:130万株(2024年10月29日)→55万株(2025年9月)。発行済株式の約2.5%に相当。
  • 利確のスゴさ:株価下落を活用し、推定2億円超の利益。機関投資家の冷静な判断が光る。
  • 影響:55万株の空売り残高が残り、さらなる売り圧力の可能性も。買い戻しが進めば短期的な株価反発も期待される。

海帆の最大のリスク

海帆の現状を踏まえ、以下の4点が最大のリスクとして浮上します。これらが株価低迷(679円)の背景であり、投資家が注視すべきポイントです。

1. 継続的な赤字経営と財務の脆弱性

2026年3月期第1四半期の純損失は7.3億円で、8期連続の赤字です。売上高は27億円(前年比14.3%増)と成長しているものの、原材料高、円安、エネルギーコストの上昇が利益を圧迫。2024年4~9月期でも最終損失2.46億円(前年同期3.33億円)と赤字が続き、キャッシュフローの改善が急務です。PERが2517.1倍と割高な水準にあるため、市場の信頼が薄れ、株価低迷につながっています。

2. 新規事業の不確実性

海帆は飲食事業に加え、再生可能エネルギー(アマゾンとの売電契約やネパール水力発電調査)やメディカル事業を展開中。しかし、初期投資が大きく、収益化には時間がかかります。2024年4~9月期の売電収入は増加したものの、再生エネルギーセグメントは赤字。ネパール事業の調査結果(2026年2月末期限)も不透明で、失敗すれば財務への打撃が懸念されます。

3. トンピン氏の影響力と投機的ボラティリティ

トンピン氏のSNS発信や「海帆帝国」ビジョンは投資家の注目を集め、株価を664円から1262円まで押し上げました。しかし、最近の679円への下落は、市場がファンダメンタルズより需給やトンピン氏の影響力に反応していることを示します。掲示板では「時価総額の半分はトンピンの影響力」「成長が見えない」との声もあり、投機的な動きが株価の不安定さを増幅しています。

4. 空売り圧力と市場の懐疑

モルスタの55万株の空売り残高に加え、他の機関投資家の動向も株価に影響を与えます。679円という安値圏でも空売り勢の買い戻しが限定的なのは、市場が海帆の成長性に懐疑的な証拠です。短期的な反発の可能性はありますが、空売り圧力が続けばさらなる下落リスクも残ります。

トンピン氏のビジョンと今後の展望

トンピン氏は、海帆が「キチガイみたいな売上や企業規模」になると主張し、株価1000円や2000円を「アホちゃう?」と一蹴するほどの壮大なビジョンを持っています。飲食事業の「新時代」ブランド(47店舗、2023年6月時点)、アマゾンとの売電契約、ネパール事業のポテンシャルは魅力的です。2025年3月期通期予想では純利益2000万円の黒字化を目指しており、達成できれば市場の信頼回復につながる可能性があります。

しかし、株価679円の現状は、赤字継続や新規事業の不確実性が市場に重くのしかかっていることを示しています。モルスタの空売り利確は、機関投資家が海帆のリスクを冷静に見極めている証拠です。トンピン氏の「信じる者は救われる」という熱量に賭ける投資家は、以下のポイントを注視すべきです:

  • IR進捗:2026年3月期の業績予想やキャッシュフロー改善の兆し。
  • 再生エネルギー事業:アマゾンとの売電契約の具体化やネパール事業の結果(2026年2月末)。
  • 空売り動向:モルスタや他の機関の残高変動(karauri.netやJPXで最新確認)。

株価データ概要

項目データ
2025年9月5日終値679円
年初来高値1262円(2025年2月17日)
年初来安値664円(2025年7月22日)
PER2517.1倍
モルスタ空売り残高55万株(2025年9月時点、発行済株式の約2.5%)

結論:リスクと可能性の狭間で

海帆の最大のリスクは、赤字継続、新規事業の不確実性、トンピン氏の影響力による投機的ボラティリティ、空売り圧力です。モルスタの130万株から55万株への利確は、下げ相場を巧みに利用した動きであり、市場の懐疑を象徴しています。トンピン氏の「海帆帝国」ビジョンに期待するなら、短期的な株価変動に惑わされず、ファンダメンタルズの改善を見極める冷静な判断が求められます。投資を検討する場合は、IR情報、空売りデータ、資金繰りの状況を定期的にチェックし、リスク管理を徹底することをお勧めします。

あなたは海帆の今後をどう見ますか?トンピン氏のビジョンやモルスタの動きについて、ぜひコメントで教えてください!

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